2019年12月6日金曜日

事前面談は面倒臭い?②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。







だいぶ間が空いてしまいましたが、久々に記事を書くことができました。

『事前面談は面倒臭い?①』のつづきで~す(^▽^)/





【事前面談は誰のため?】


●ペットホテルに預けるものは・・・


初めて預けるペットホテルに電話で予約を入れて当日ペットを連れて行く・・・

確かに一番楽な方法かもしれません。

でも、『事前面談は面倒臭い?①』のようなことになれば、後悔先に立たずです。

そうなるくらいなら あらかじめ面談やトライアルをしておいて、本番は安心して預けられた方がよっぽどいいと思うのはわたしだけでしょうか・・・

飼い主さんがペットホテルに預けるのはスーツケースのような荷物ではありません。

命ある生き物です。

まして、犬という生き物は人間に寄り添うことができるほどに豊かな感情を持っています。

更に、犬たちの寿命は人間に比べてとても短いですね。

100才近くまで生きる人間にとっての数日間は、犬たちにとっては数週間に匹敵することを忘れてはなりません。

安易にペットホテルを決めてしまった結果、そのほんの数日間で健康やメンタルにダメージを受けてしまうかもしれないということが想像できれば、面談もせずに愛犬を預けることは、飼い主さんにとってかなりの賭けではないでしょーか?

そんなギャンブル、わたしならしたくはありません。



よく、事前面談にみえた飼い主さんが心配そうに


「どうでしょうか?ウチの子合格ですか?」


とおっしゃいますが、事前面談というのは決してペットホテル側の都合だけで行っているのではありません。

事前面談の目的はザっと以下の通りです。



●ペットホテル側からの見極め


◇自分のペットホテルで安全にお預かりができそうか?


当然のこととして、適切なワクチン接種などを怠っていたり、感染症にり患している恐れのあるワンちゃんはお預かりできません。

そのため、必ず面談時に予防接種証明書やそれに準ずる書類(抗体価証明書など)を確認させていただきます。

他のワンちゃんに感染ってしまうようなことがあったら大変ですからね(-_-;)


他のワンちゃんや人間に対して攻撃的なワンちゃんも安全管理の観点からお預かりすることはできません。

中には、飼い主さんから様々なご事情を伺って


「なんとか預かって差し上げたいなぁ」


と思うことも正直ありますが、わたしたちがお預かりするのはそのワンちゃんだけではありません。

お預かりしているすべてのワンちゃんの安全に対して責任を負っていますから、心を鬼にしてお断りするしかないこともあるということです。



◇自分のペットホテルでお預かりすることが果たしてその子に多大なストレスやダメージを強いることにならないか?


例えばPetHotel11!では、


『他の犬が極端に苦手でおさんぽも嫌いなのでずっとケージで預かってほしい』


というよーな飼い主さんのご要望に対しては、他のペットホテルをお薦めすることが多いです。

”苦手”にも程度によって克服できそうなものと”トラウマレベル”のものがありますね。

苦手を克服して社会性を身に着けるという目的である程度のまとまった期間敢えてお預けいただくならまだしも、飼い主さんの所用で2~3泊預けるだけなら、わざわざワンちゃんが辛い思いをしながらお留守番させられる必要はないと思っているからです。

おさんぽもナシでケージでお預かりするペットホテルは、PetHotel11!よりもうんと安価ですし、ケージレスのペットホテルよりも見つけやすいかと思います。

そういう環境の方がかえって性に合っているワンちゃんだっているってことなんです。




◇お預かりする子に必要なケアを自分のペットホテルで十分にできるか?


例えば持病を持っている子の場合、病状などによっては動物病院に併設されているペットホテルの方が、何かあった時に迅速に処置をしてもらうことができますね。

同じ理由で高齢犬も老犬ホームのペットホテルや動物病院のペットホテルの方がケアが十分に行き届くかもしれません。

高齢犬の中には、ワンパクな犬たちがそばでワチャワチャしていること自体をストレスに感じてしまう子もいるんです。


もちろん、元気いっぱいの高齢犬ならばお預かり可能という判断をすることだってあります。

一概に年齢で判断することはできませんから、どうしても面談で直接ワンちゃんに会うことが重要になってきます。



◇飼い主さんのご要望に応じられるか?


例えば


『寂しがりやなので夜は添い寝してやってください』


みたいなオーダーには、PetHotel11!ではお応えできません(^-^;)

その代わり、わたしたちは24Hワンちゃんたちと一緒にいて、5分たりともワンちゃんを置いて他の場所へ行くことはありません。

突然の災害時などを想定すると、とてもワンちゃんだけを置いていなくなるなんてできないと思っているからです。


また、たまにお近くのホテルに飼い主さんがお泊りの場合に


『時々愛犬の様子を見に行ってもいいでしょうか?』

『朝のおさんぽだけ連れ出したいのですが・・・』


などというご要望をいただくことがありますが、それも基本的にお断りしています。

預けられているワンちゃんにとって、飼い主さんがお迎えに来てくれるのはそれはそれは楽しみなことなんです。

せっかくこの環境に慣れて落ち着いてきたワンちゃんのところに飼い主さんが何度も顔を見せたり連れ出してくれたりすることによって、ワンちゃんは滞在中ずーーーっと飼い主さんをドアのところで待つ時間を過ごさなくてはならなくなってしまうんです。

まるで改札口で来るか来ないかわからない恋人を何日も待ち続けているかのように・・・

当然、他のワンちゃんと仲良くなることもできませんし、ごはんも喉を通らず、夜通し悲しそうな声で鳴き続けることになってしまいます。

それは、言い換えればとってもストレスフルなお留守番になってしまうってことなんです(泣)




さて、次回は飼い主さん、そしてワンちゃん側からの見極めについてお話したいと思います。





<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪
寒かったねえ~~~!


前回、持病で目の下から出血していた
ハナおばあちゃん。
今日も遊びに来てくれたよ!


出血も止まって元気元気!


Rお兄ちゃん「やるか?!」
R弟くん「うん、いいよ♪」


R兄弟、寒くても元気いっぱい!


お庭で追いかけっこや・・・


ワンプロ(^▽^)


ボス「なんだなんだっ?!」

ボスはこういうところにいっつも
ボヤっといる間の悪さがあって・・・


ボス「キャンッ!!!」

ハイ!今日もとばっちり~(-_-;)


”としお”「aさ~~~ん・・・」

aくんは、”としお”と遊びたいんだけど
大きな”としお”がちょっぴり怖いの(;^ω^)


”としお”「遊びましょっ♪(シャッ!!)」
aくん「キャッ!!!」


aくん「わわっ!コワモテの犬が来たーー!
(ドキドキ・・・)」

aくん、大丈夫だよ。
そのコワモテのAくんはキミより
う~んと小心者の優しい~子だから(笑)


久しぶりにお泊りに来てくれたAくん。
毎回、初日はオドオドしていて・・・
今日自分からクンクンできたのは
いずれも小さな
ビションのaくんとハナおばあちゃんだけ(笑)


自分がパピーの頃に遊んでくれたAくんが
お泊りに来てくれて
大喜びなのは”としお”

もうすっかりAくんより大きくなっちゃった
( ̄▽ ̄;)


”としお”「Aさ~~~~~ん!
ワンプロしましょ~~~♪」
Aくん「よ・・・よせよ~~~!」

Aくんは”としお”にとって
永遠のアニキ分なんだよね(^▽^)


寒いからお部屋に入ろっか・・・

はーい、みんな『マテ!』


「ヨシッ!!」


お庭遊びも大好きだけど・・・
暖かいお部屋でヌクヌクするのも
大好きなみんな!


次々お部屋に入ります。


ハナおばあちゃんも入って・・・


毎回、一番最後は必ずボスなの(;^ω^)


ビションaくんはR弟くんのことが大好き!


R弟くん「えへへ、なんだか
懐かれちゃったるみた~い♪」


このお顔をするときっと・・・
パパは何でも言うことを
きいてくれるんだね~?(笑)


Aくんはお部屋にいるときは
基本的に自分の個室に
こもりがち・・・


Aくん「なにか問題でも?」

いやいや、どうぞご自由に~(⌒∇⌒)


Aくんに遊んでほしい”としお”は
出待ち(笑)


夕方の海岸さんぽ♪

風が強く吹いている~~~!
(by三浦しをん)


あれれ?ビションaくんは?


いたいた(笑)


”としお”ー!
オデコに何かついてるよ~~~~(笑)














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