『ごはんの順番についてのお悩み①』のつづきです。
【真のリーダーになるために・・・】
●ごはんの順番を有効的に活用する
『ごはんの順番についてのお悩み①』では、ごはんの順番なんてさほど重要ではないようなことを書きました。
では、ごはんの順番なんて実にバカげた形式的なことなんでしょーか?
いえいえ、それがそうでもないから”ひとつの手段”ってお話したんです。
◇デモンストレーションとして
例えば、家にワンちゃんを迎え入れたばかりの時期に、この家のリーダーは誰か?をワンちゃんにより早く理解してもらうために、あえてお腹を空かせたワンちゃんの前で人間のごはんを済ませ、その後でおもむろにワンちゃんにごはんをあげるといったことをして見せる(デモンストレーションする)のは効果的でしょう。
◇序列の日常的な確認作業として
ワンちゃんの中には、生まれつきの気質によってスキあらば自分が群のリーダーを張ろうと画策しているような子もいます。
あるいは、身体が大きいワンちゃんなどはいざという時に圧倒的に体力面や身体面で飼い主さんよりも強かったりして飼い主さんによる制御が難しい場合もあります。
そういったワンちゃんの飼い主さんは、たとえ現状ご自身がリーダーだとワンちゃんから認められていたとしても、ちょっと気を抜いていて気づいたらリーダーの座を取って代わられていた・・・なんてことがないように注意を払う必要があります。
そのためには、前回の記事でお話したような毅然とした態度を示すことや嫌われない勇気を持つことと共に、日常生活の中でどちらがリーダーか?をお互いが確認できる明示的なルールを繰り返すってことも有効です。
●ごはんの順番ルールに縛られる必要はない
さて、明示的なルールはごはんの順番に関わらずいろいろな方法で示すことができます。
ただ、確かなのは人間に言い聞かせるように言葉を並べてこんこんと説教することではワンちゃんには伝わらないってことです。
語彙の少ない幼児には、その子が理解できる言葉を使って伝えるように、ワンちゃんにはワンちゃんにとって解りやすい方法で伝える必要がありますね。
ここで、忘れていただきたくない大切なことは、ワンちゃんにリーダーは誰か?を確認させるためのルールに飼い主さんの方が縛られて、飼い主さん自身の生活が不自由になるようなことがあれば、本末転倒だってことなんです。
お仕事の都合や生活リズムなどによって、例えばご自身は朝ごはんを食べずにワンちゃんにだけごはんをあげて家を出る必要がある人だっているかもしれませんよね?
優先すべきはごはんの順番よりも飼い主さん自身の快適や利便性だってことを覚えておいてください。
ごはんの順番以外にも、たとえば・・・
・出入口をリーダーと一緒に通過する時はリーダーが先に通ってから。
・目の前にごはんが出されてもリーダーが「ヨシ」と許可するまで食べない。
・リーダーの許可がない時はリーダーのベッドやソファに乗らない。
・おさんぽで行先や立ち止まる場所を決めるのはリーダー。
といったことでも、日常的にワンちゃんにリーダーは誰か?を示しつづけることは可能です。
●順番よりも大事なこと
ご自身のライフスタイルでごはんの順番のルールを守るのが難しい飼い主さんは、それにこだわる必要はないとお話しました。
でも、ワンちゃんのごはんに関しては、順番以上に大切にしていただきたいことがあります。
それは、ごはんの差配をハンドリングしているのは飼い主さんだということをワンちゃんに理解しておいてもらうことです。
だからわたしたちは、いつも飼い主さんたちに
「置き餌はやめてください」
とお話しています。
置き餌とは、ごはんをなかなか食べないワンちゃんのために、気が向いたらいつでも自由に食べられるようにごはんを置いてその場を離れてしまったり飼い主さんが就寝してしまったりすることです。
置き餌を習慣にしていると、ワンちゃんによっては食事を管理しているのは自分だと勘違いしてしまう子がいます。
そうなってしまったワンちゃんの中には、そのうちに飼い主さんが器を下げようとすると唸り声を上げたり歯を見せたりするようになる子もいます。
「オレの食事に勝手に触るな!」
って意思を表し始めるんですね。
これは明らかにリーダーさんに対する態度ではないことはおわかりですね?
ですから、ごはんに関してのルールとして大切なことは、順番よりもむしろ
・ごはんの順番やタイミングを決めるのはリーダー
・ごはんを管理しているのもリーダー
ということを伝え続けることです。
ワンちゃんはお腹が空いていればあっという間にごはんを平らげてしまうはずです。
食の細いワンちゃんであっても、長くても10分待てば十分です。
いえ、もっと言えば飼い主さんが待っていられる時間だけ待てば十分です(最長でも15分以内程度に)。
その時間待ってもごはんを食べない場合はサッサと下げてしまうようにして下さい。
これは、ごはんに関するワガママを助長しないためにもとても大事なことです。
もしも・・・今までよく食べていたフードを2日もまったく口をつけないでいるような場合は原因として体調不良が考えられますから、獣医さんに連れて行くなど適切な対処をしてくださいね。←あたりまえですね~(笑)
●リーダーという言葉に抵抗感を感じる飼い主さんへ
個人的に、日本の飼い主さんに多い傾向として、
「ご自身が愛犬のリーダーだとワンちゃんにきちんと示してください」
という風なことを言われると強い抵抗感を示す方が多いように感じています。
「この子は私の手下なんかじゃないの!家族なのよ!我が子同然なの!!」
っていう感じでしょうか(;^ω^)
これはいつもお話していることですが、リーダーとは決してメンバーに対して威張っていたり高圧的な態度でいる者のことを指すのではありません。
むしろ、そんな暴君のようなリーダーであれば、メンバーからリーダーとして認められることはなく、反発を買ってそっぽを向かれてしまうでしょう。
真のリーダーというのは
・冷静で公正
・群のメンバーに目配りや気配りができる
・メンバー全員の安全や平和を保つための適切な判断力があり、そのためには時に厳しく
・メンバーを正しい方向に導く能力があり
・メンバーの多様性を認める寛容さがある
こんなイメージなのではないでしょうか?
そして、この姿勢は企業の上司や我が子を育てる親と同様に、我が子のように可愛い愛犬の飼い主さんが目指すべきものではないでしょーか?
そんなリーダーさんを持ったワンちゃんはとっても幸せだと思いませんか?
ちなみに・・・PetHotel11!ではわたしたちの食事はいつも犬たちの後です( ̄ー ̄)
お預かりしているワンちゃんの様子や、見学に見える飼い主さんへの対応などがあるため、食事の時間は不定で、手の空いたスキに食べているって感じです。
ご質問のお答えになっているか不安ですが、何かの参考になれば嬉しく思います(^▽^)/
<今日のPetHotel11!>
寒がりSくんはお腹が冷えないように
腹巻をして寝るんだけど
今朝起しに来てみると腹巻が脱げかけて
お風呂上りのオッサンみたいに・・・
ヾ(≧▽≦)ノ
雨降りだけど、このくらいなら
ヘッチャラヘッチャラ~♪
雨でお庭遊びできないから
仕方なくお部屋でのワンプロも
ちょっとなら許可するか・・・ヽ(´ー`)ノ フッ
大きなSくんに負けてばかりだった
”としお”も有効戦術を覚えてきて・・・
寝たままキーーーーック!!
とか・・・
ほっぺをピーーーーーッ!!
とか・・・
健闘しています( ´∀` )
Sくん「イテテテテ」
でも、これだけお互いにやり合っても
絶対に出血したりしないのは
いつもながら感心しちゃいます!
くたびれるとホンキモードの
「もうおしまいですっ!!(キパッ)」
Sくん「またまたぁ~、そんなこと言って
まだやりたいくせに~~~♪」
としお「ホントにもうお昼寝させてほしいですよ」
Sくん「とかなんとか言っちゃって、
まだ遊びたいんでしょーー?!」
としお「ぐ・・・ぐるじいですーーー」
寝技は勝ち目なしだね(;^ω^)
お屋根のあるガレージで気分転換♪
ボス「あ♪ナツったらボクを誘ってるの~?」
ナツ「誘うかボケーーーーッ!!(蹴り)」
ボス「ヒデブーーー!!」
Sくん「あれれ?チャコちゃん、前髪切った?」
チャコ「うん、トリミングの予約まで
1週間もあるからお庭番が
目に入る毛だけ切ってくれたの」
Sくんったら、女子の前髪の変化に気づくなんて
なかなかやるねぇ~~ヾ(≧▽≦)ノ
Sくん「ねえ~~ん、”としお”~~~
遊んで遊んで~~~~♥」
としお「まったくもう、甘ったれさんですねぇ」
どっちが年上なんだい?!(^-^;
常連のAくんがお泊りに来てくれたよ!
Sくん「おー、Aくん、久しぶりっ!」
Aくん「うんうん、Sくんまた会ったね♪」
Sくん「あーーーそぼっ♪」
Aくん「やーーーだよっ!」
Aくん「ボク、小さくて白くてフワフワの子が
好きなの。
キミは大きくて茶色くてツルツルでしょ!?」
Sくん「そんなこと言わずに遊ぼうよ~」
Aくん「やめてよね、
今ママとお別れしてるんだから
ジャマしないでっ!」
Sくん「はぁい」
夕方のおさんぽも雨ザアザア・・・
Sくん「ウンチする気にもならないや」
そう言わずにウンチしちゃいなさーい(-_-;)
薄暗いからストロボを焚いたら・・・
SくんもAくんもまるで
ゾンビ犬みたいになっちゃったーーー!!
ギャーこわいぃいい~~~。。゛(ノ><)ノ
犬たちのためにPetHotel11!はれいわ新選組を応援します。 |
本当の保護活動を365日必死でされています。応援しましょう! |
11さんこんにちは!質問に答えて下さってありがとうございます��
返信削除ごはんの順番だけ守っていても、それ以外の場面で態度が一貫してないとあまり意味がないと言うことなのですね…(´-﹏-`;)だからうちのわんはベッドに跳ね上がって私の枕の上で寝るのか…
ほぼほぼケージに居る生活だからなのか、ケージから出すと、何も聞こえないから!!みたいに狂ったように走り回り、同居猫の毛をむしるくらい噛み付いていくのは、私がナメられているからだとうすうす思ってはおりましたが…笑‥えない…再度こちらのブログ遡って勉強します…
S君に迫られてるとしお、とても可愛いです( ꈍᴗꈍ)
こちらこそ、お読みいただきありがとうございました。
削除ワンちゃんは十ワン十色なので、こうすれば必ず・・・ということはありませんが、いろいろ試してみて関係を築いていくのを楽しんでくださいね!