【PetHotel11!の天使たち】
●東電旧経営陣の無罪判決について
先日、福島第一原発事故の刑事裁判で東電の旧経営陣3名に対して『全員無罪』の判決が出ましたね。
あれだけの事故を起こし、多くの犠牲者を出していまだに収束の方法さえ見い出せていない状況を作り出しておきながら誰も罪に問われないなんて、
『ちょっと何言ってるかわかんない』(byサンドウィッチマン)
判決文の内容は小難しい文章でしたが、わたしの理解では以下のように聞こえました。
『あのくらいの津波が来る可能性は指摘されていたけど、まさかホントに来るなんて思えないぢゃん?だから無理もないよね~!』
『もともと、国の審査基準が絶対的安全性まで求めていなかったんだから仕方ないよね~!』
ほほ~~~・・・
こんなことがまかり通ってしまうなら、世の中のほとんどの”過失致死”という罪はなくなっちゃうんじゃーないかしらん?
「いや、可能性はあるとは思っていましたが、まさかここまでのことになるとはーーー・・・!!」
って言っちゃえばそれで済むんですからねぇ(-_-;)
それに・・・人間の力では制御不能なほど恐ろしいエネルギーを持った施設を何基もこの小さな島国に造ることを推進していた国が、その審査基準として”絶対的安全性”を求めていなかったんだって言い切られちゃったからたまりませんね(-_-;)
だとしたら・・・原発を建てる時に地元住民に『絶対安心安全♪』って謳っていた件で国や東電は詐欺罪とかに問われないのかしらん?
なーんて、そんなことを考えてフンガッフッフ!な週末を送っていました。
●安全神話が事故の元
そもそも・・・自然や動物を相手にしている時点で、100%絶対安全なんてことはありえないんです。
だから、わたしたちは様々な可能性を考えて、安全性をできる限り100%に近づける努力を続けなくてはならないんですよね?
それが解っていないことが一番キケンキケン!!
絶対に飼い主さんのそばを離れようとしないおとなしいワンちゃんであっても、突然の音などに驚いてパニックを起こして闇雲に走り出してしまうかもしれない・・・
だからしっかりとリードをつけておくでしょう。
大地震や土砂崩れで家が崩壊することなど、予測もつかないし考えたくもない、そして滅多に起きることではないけれど・・・
万一の時に愛犬が迷子になったりしないように迷子札をつけたりマイクロチップを装着したりするんでしょう。
安全神話っていうのは、根拠が明確ではないにも関わらず「絶対安全だ」と多くの人に信じられていることを指します。
原発事故はわが国の安全神話の代表的な例ですね・・・
今回の判決を聞いた多くの人が
「え・・・?!もともと絶対安全を確保されたものじゃなかったの?!うっそでしょっ?!」
って感じたかもしれませんが、ちょっと考えれば当たり前のことだったんです。
国は、
「そんなちょっと考えればわかるようなことを考えもせずに騙されたキミたちが悪いんだよ!」
とでも言いたいのでしょーか・・・(-_-;)
一番怖いのは、安全責任を背負っている者が、あるはずもない安全神話の上に胡坐(あぐら)をかいて対策を更新しないでいることで、それは単なる”甘え”だとわたしは思っています。
大勢の人々の命や未来を奪うことになるような危険性を孕んだモノを扱う立場にいる人たちが、
「だって、きっと、たぶん安全だと思ってたんだも~~~ん」
なんて寝ぼけたことを言っていることも、それに対して
「だよね、だよね!」
って司法が同調してしまうことも、あってはならないことだと思います。
●安全対策はマンネリではいけない
わたしたちは、日中ワンちゃんたちをケージに入れずに自由に遊ばせているため、ケージに入れておくペットホテルとは比べ物にならないくらい安全対策には気を配っています。
ワンちゃんをケージに入れっぱなしでおさんぽに連れて行かないペットホテルは、ある意味安全対策は100%に近いと言えるかもしれませんね。
それでももちろん、ケージの扉が噛み壊されてしまったり、ストレスのたまったワンちゃんがケージの中で自傷行為をするリスクがあるかもしれませんし、100%はあり得ませんが・・・
ケージにワンちゃんを入れないという時点で、
・他のワンちゃんとケンカしてしまうリスク
・感染症のリスク
・敷地外に逸走してしまうリスク
などのリスク管理が必要になります。
おさんぽに連れ出すことによって、
・首輪抜けなどによる逸走のリスク
・拾い食いによる中毒症のリスク
・交通事故のリスク
などのリスク管理が必要になります。
ですから、わたしたちはそれらの考えうるリスクを想定して、できる限りの安全対策を講じていますが、それは1度対策したらおしまいではなくて、日々の設備点検や対策の進化をしなくては意味がないんですね。
●ヒヤリハットの経験から・・・
もちろん、開業当時にわたしたちはその時点で考えられる安全対策を万全にしたつもりでいました。
けれども、実際にたくさんのワンちゃんたちをお預かりする中で”絶対安全”なんてあり得ないということをイヤってほど思い知りました。
それは、わたしたちが予測もできないような行動をするワンちゃんたち(わたしたちはそういう子を”天使”と呼んでいますが)が巻き起こしたヒヤリハットの積み重ねによってわたしたちが経験から学んできたことです。
例えば・・・
『こんな高いところには誰も上れないだろう』
と思っていたところに、予想もつかない方法を使ってよじ登る子が現れたり・・・
『こんな狭い隙間は誰も通れないだろう』
と思っていたところを、ある日突然1匹のワンちゃんがすり抜けてニコニコしていたり・・・
『まさか高窓からお庭に飛び出す子なんていないだろう』
と思っていたら、涼しい顔で窓からお庭に飛び出して勝手に遊んでいる子がいたり・・・
『念には念を入れて首輪もリードも2つずつ装着しているのだから、まさかおさんぽ中に首輪が抜けることはないだろう』
と思っていたら、柴犬Bくんに見事に首輪抜けをされてしまったり・・・
その時のエピソードは以前ブログ記事に書いています。(コチラ)
結果的に大事には至らなかったものの、それらの”ヒヤリハット”を起こしてくれた天使たちのお陰で、二度と同じことを繰り返さないために対策を強化してこられたんです。
きっと、自然や生き物を相手にしている人たちはみんな、そうして常に安全対策を見直して進化させているのではないでしょうか?
でも、一番キケンな物を扱う国や東電は、そうではなかったんですね・・・
一度何かが起きてしまえばもう人間の手には負えないシロモノを、この地震列島のアチコチに作っているってことだけでもクレイジーだと思っていたのに・・・
阪神淡路大震災の惨劇を目の当たりにした経験を踏まえて、同じような規模の地震が近海を震源に起きたらとんでもない津波が襲ってくることも想定できなかっただなんて・・・
『言わせねーよ!!』(by我が家)
さて・・・つい先日のことです。
わたしたちの万全と思っていた対策を簡単に「そうではないよ」と教えてくれる天使が再び現れました( ̄▽ ̄;)
長くなるので、そのエピソードはまた次回のブログでお話させてください。
<今日のPetHotel11!>
朝の海岸さんぽ♪
まだいいお天気だよ!
おおっ!Aくんカッコイイ~~~~♥
F&Y兄妹はいつも一緒♪
一晩経ってかなり調子が出てきたねっ(笑)
ふたりとも、とってもおりこうさんでした!
また遊びにおいでね~~(^▽^)/
Aくんはお泊りに来るといつも
PetHotel11!のスタッフ犬気分で
見回り頑張ってくれるんだよ(笑)
今日も自慢のソフモヒアンテナ
しっかり立てて
お仕事おつかれさま~~(^▽^)/
シニアチームが混雑したクッションで
お昼寝をむさぼっている頃・・・
としお「あ♪Oさんが来たです~~~~!!」
ラブラドゥードルのOちゃんが
お泊りに来てくれたよ!!
ナツ&チャコ「いらっしゃ~い!」
Oちゃん「またお世話になりま~す♪」
としお「Oちゃ~ん、待ってたですよ~♥」
Oちゃん「うふふ、またヨロシクね!」
Oちゃん「あら、初めまして!」
あれれ・・・
女の子には優しいAくんなんだけど・・・
Oちゃんはあまりに体格が違い過ぎて
Aくん警戒モードに入っちゃったみたい
(;^ω^)
Oちゃん「あ・・・なんか睨まれてる気がするわ・・・」
Aくん「おい!ボクをなめんなよっ!!」
Oちゃん「舐めてませ~~~~ん(汗)」
としお「Aさん、Oちゃんは優しい女の子ですよ~
大きいからってイジめちゃダメですよ~」
Aくん「そ・・・そっか・・・わかったよ」
夕方の海岸さんぽ♪
台風の影響で海はけっこう
うねりが入ってたよ~
みんなゴキゲンで楽しくおさんぽできたね♪
夜になって、犬見知りLちゃんが
久しぶりにお泊りに来てくれたよ♥
不安そうな表情でしょ?(笑)
柵の向こうでOちゃんは・・・
「ねえ~、早くお友達に紹介してほしいわ~!」
ひとりずつ順番ね(;^ω^)
としお「Lさ~ん、毎回初対面みたいに
オドオドしないでくださいよ~
ホラ、ボク怖くないですよ~~う」
Lちゃん「・・・って言われても
これはワタシの性分だから、
どうにもならないわ~~~」
うんうん、無理しなくていいからね~(^▽^)
としお「Oちゃん、今ボクが甘えてるんですよ!
順番守ってくださ~~い!」
Oちゃん「”としお”のケチ~~~」
かまわず”としお”を踏んづけてでも甘えに来る
Oちゃん(笑)
Lちゃん「わわっ!勉強になるわ~~~!」
ナツ「Aくんとボス!!寝ぼけてないで
Lちゃんに挨拶してきたら?」
チャコ「そーよそーよ!挨拶しておいで~!」
Aくん「はぁ~~~~い」
実はAくんもちょっぴり犬見知りなんだよね
(;´∀`)
とりあえず、最初にオラオラってカマして
おこうとするAくんに
Lちゃんは完全にヘッピリ腰(;^_^A
Aくん、もっと優しくご挨拶してあげなくちゃ
ダメでしょ~~?!
Aくん「はぁ~~い、ゴメンなさ~~~い」
Lちゃん、今日はもうゆっくりネンネして、
明日みんなと仲良くなろうね!
Lちゃん「うん、そうさせて~~~~」
(・m・ )
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