【映画 SEVENTEEN/セブンティーン を観て】
●久しぶりに刺さった~
少し前に、NETFLIXで観た犬の映画「SEVENTEEN/セブンティーン」(原題Diecisiete)という犬が出てくるスペイン映画のご紹介をさせてください。
今月18日にNETFLIXで公開された映画のうちの1つで、ここ最近観た映画の中では、個人的に一番好きになった映画です。
ジャンルとしては、ハートフルコメディって感じの気軽にご家族揃ってご覧いただける映画。
犬が重要な役割で登場する映画ではありますが、『ベンジー』とか『僕のワンダフルジャーニー』のように犬が主役というわけではありません。
でもっ・・・犬が好きな人であれば、誰でも「イイっ!!」と思われる作品ではないかと思います。
ものがたりは、導入部から引き込まれる緊迫のシーンから始まります。
●ザックリしたあらすじ
17歳の少年(ヘクトル)は感情をコントロールすることが苦手ですぐにかんしゃくを起こし、衝動的な行動に出てしまう、周囲の人から見たらちょっと困った少年です。
自分が”正しい”と信じた道は、それが法に反していても決して譲らない頑なさがあるため、窃盗や不法侵入などで何度も補導された経歴を持っています。
※物語のどこでも言われてはいませんし、きっとヘクトルはそんな診断を受けるために病院へも行ってはいないと思いますが、彼の行動や会話から おそらくヘクトルはアスペルガー症候群という設定なのだと感じました。
ある日ヘクトルは、自分とお兄ちゃんを育ててくれた大好きなお婆ちゃんのために盗みを働き、追いかけてきた警備員に怪我を負わせてしまいます。
お婆ちゃんが入っていた施設の部屋がひどく暑かったので、どうしても扇風機をあげたかったのですが、お金がなかったのです。
無事に逃げおおせたヘクトルでしたが、間もなく警察に捕まってしまいます。
通報したのは、実の兄のイスマエルでした・・・
少年院に入れられたヘクトルは、院内でも周りの少年と馴染めず、何度も脱走を試みては連れ戻されていました。
脱走の目的は、独房に入れられて周りの少年たちと関わらなくて済むようにするためで、ヘクトルには本気で脱走する気はありませんでした。
そんなヘクトルを心配した少年院の女性職員が、ある時ヘクトルに犬による更生プログラムに参加することを勧めてくれました。
里親に引き渡す前に少年院で少年たちに保護犬のしつけを任せるというプログラムで、犬の世話をし、犬と心を通わせることによって少年たちの荒んだ心に優しさを育むことと、保護犬をしつけが行き届いた犬にするという二つの狙いがありました。
ヘクトルが担当することになった犬は、他の犬と関わることが苦手な気の弱い犬でした。
ヘクトルは犬を”オベハ(羊)”と名付け、しつけ本を熱心に読み漁り、それはそれは上手にオベハをしつけることに成功しました。
他の犬たちと遊ぶことが苦手なオベハに、強い共感と連帯感を抱いていたヘクトルは、少年院の中で初めて笑顔になり、幸せをかみしめていました。
いつものように週に1度、オベハが少年院にやってくる日・・・オベハはいませんでした。
オベハには無事に里親が決まり、新しい家族の元に引き取られたというのです。
ヘクトルのために、代わりの犬が連れて来られていました。
けれども、ヘクトルにはオベハの代わりの犬など受け入れられるはずがありませんでした。
あまりのショックに、再び少年院を脱走することを決意するヘクトル・・・
今度は本気です。
少年院を脱走してきたヘクトルは、少年院から連絡を受けていたお兄ちゃんにすぐに見つかってしまいます。
2日後に18歳の誕生日を迎えるヘクトルは、次に捕まれば間違いなく少年院ではなく刑務所に入れられることになります。
お兄ちゃんは そうなる前に自分から少年院に戻るようヘクトルを説得しますが、ヘクトルは頑として聞き入れません。
ヘクトルの目的はただひとつ・・・オベハの里親を見つけ、なんとかオベハを自分に返してもらえるようにお願いすることでした。
ヘクトルの想いに仕方なく折れたイスマエル兄ちゃんは、オベハの里親を探す旅に付き合うことにしました。
さて出発だ!という時になって、ヘクトルがまた面倒なことを言い出します。
「お婆ちゃんも連れて行く」
理由を尋ねると、
「お婆ちゃんの血中酸素濃度から間もなくお婆ちゃんが死んでしまうことがわかったから」
とのこと。
バカを言うなと怒るイスマエルでしたが、ヘクトルの
「お婆ちゃんをひとりで死なせる気か?!」
との言葉に、しぶしぶ死にかけているお婆ちゃんを施設から連れ出し、3人でオベハを探す旅に出ることになったのでした。
期限はたったの2日間・・・ヘクトルが18歳になる前には少年院に自ら出頭させなくてはなりません。
さて、果たしてヘクトルたちはオベハを見つけ、飼い主さんを説得することができるのか・・・?!
そして、お婆ちゃんを看取ってあげ、希望通りお爺ちゃんと一緒のお墓に埋めてあげることができるのかー・・・?!
・・・ちゅーおはなしです。
●おすすめポイント
◇愛すべき登場人物
この物語の素敵ポイントのひとつは、登場人物全員がとても魅力的なことです。
主要な登場人物には誰一人として悪党がいません。
兄弟の間には軋轢や確執があり、常にののしりあったりぶつかりあったりしていますが、胸が熱くなるほどの愛情にあふれています。
死にかけのお婆ちゃんがまた魅力的で、謎の言葉「タラパラ」しか言わないのですが、見方によってはすっかりボケてしまっているようにも見えますし、何もかもをお見通しのようにも見えます。
◇愛すべき犬たち
そして・・・なんといってもヘクトルがしつけたオベハという犬の可愛らしさったらっ!!!(←軽く気絶)
この物語には、重要な3頭の犬が登場します。
一頭はもちろんオベハ。
もう一頭は旅の途中でヘクトルが保護施設から勝手に盗み出した3本足の犬。
そしてもう一頭は・・・(←言わせねーよ!)
◇ホロホロどんでん返し
ストーリーの最後の方で、イスマエル兄ちゃんも観ている私たちも
「えっ?!どうして?ヘクトルっ?!なぜそんなことするの~~?!」
と感じることが起きるのですが、その理由がホロリとさせる”ホロホロどんでん返し”(←そんな言葉は聞いたことがありません)
んも~~!ヘクトルったら~~~(クネクネ)ってなモンです( ̄ー ̄)ニヤリ
◇美しい映像と音楽
ロードムービーでもあるこの映画は、スペインの美しい田舎町の風景を存分に楽しむことができます。
そして、シーンに溶け込んだ音楽のチョイスがまた絶妙でスバラシイ!!
作品の監督&脚本はいずれもダニエル・サンチェス・アレバロというスペインの方で
「だれそれ~~~~~~~?!」
な、全然知らない人でしたが、この人の他の作品も絶対に観たい!!って思うほど、素晴らしい作品でした。
最後にトレーラーをご紹介しますが、なぜか日本語字幕のついたトレーラーを見つけることができませんでした。
NETFLIXの映画はもちろん日本語字幕つきですのでご安心くださ~い(;^ω^)
<今日のPetHotel11!>
朝の海岸さんぽ♪
すっかり仲良しになったRちゃん&Mちゃん
お庭遊び
Rちゃん「としお、遊びましょ!」
としお「いいですよ~♪」
うふふ、ふたりとも遊び友達になれて
よかったねぇ~~!
トライアルに来てくれたパグのKくん
Kくん「お世話になりま~す!」
チャコ「Kくん、ヨロシクね!」
チャコ「もしかしてキンチョーしてるの?
大丈夫よ~~~」
Kくん「チャコちゃん、ありがとう♪」
お調子者のMちゃんは、お庭番に
ゴロニャンして甘えていたけれど・・・
急に新入りのKくんが気になって・・・
この後いきなり飛び掛かろうとして・・・
ハイ、お庭番に叱られる~~~( ̄▽ ̄;)
としお「やっちゃいましたね~?」
意外なほどすぐにみんなに溶け込んだKくん♪
見学の時には他のワンちゃんにはあまり興味が
なさそうだったけれど・・・
ぜんぜんそんなことなかったよ!
Rちゃんのオシリをクンクン♪
そしてなぜかボスをとっても気に入ったようで
ボス「ワーン、なんかずっとKくんが
ついてくるよ~~~」
Mちゃんと”としお”が木のツルを
取り合いしていると・・・
その様子を興味深くながめるKくん
Kくん「ねえねえボスく~ん!」
ボス「うわーん、なんでついてくるの~~?」
※結局、ボスが一番犬見知りなんだよね
(-_-;)
Mちゃん
「撫でて~~~」って甘えても
放っておかれると・・・
「撫でてったらっ!!」(シャッ!!)
と前脚で催促(笑)
なんてキャワイイ肉球なんでしょっ♥
そして、今日も1日中”としお”と
ワンプロ三昧・・・
としお、完全に前脚を
ホールドされております(笑)
Rちゃんはふたりのワンプロに
興味なさそうな顔をして・・・
実は誘ってほしくてウズウズしているから
どんどん近づいていっちゃってます(笑)
Kくんはワンプロにも興味津々!
そんなに近づくと巻き込まれるよ~・・・
ってくらいカブリつきで観戦してます(^-^;
Kくん「うわぁ~!面白いなぁ♪」
ナツ「そう?ここにいたら飽きるほど
毎日見られるわよ~~~」
ワンプロにくぎ付けのKくんと
もうほぼ参加しちゃってるRちゃん(笑)
めずらしくMちゃんがクッションで休憩
してるのかと思ったら・・・
としお「そこで休憩したいからどいてくださーい」
Mちゃん「イヤッ!休憩なんかさせない!
ワタシともっとワンプロして!」
そゆこと~~~?( ̄▽ ̄;)
としお「あ!ホラ、おさんぽの時間ですよ♪」
Mちゃん「ワーーーイ♪」
としお「こーやってやるとおさんぽに
連れて行ってもらえるですよ!」
Mちゃん「え?どーやって?」
そんなことしなくたって
連れて行きますよ!!(-_-;)
夕方の海岸さんぽ♪
すっかり群の一員になったKくん。
これなら本番も大丈夫だね(o^―^o)
みんなとーっても上手に歩けたよ(⌒∇⌒)
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