2019年10月10日木曜日

しつけに関するご質問への回答③

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。








本州をすっぽり覆うほどの非常に強い台風19号が刻々と近づいてきています。

明日は朝から既に強い雨が見込まれるとの予報を見て、今日はできる対策をしました。


雨戸のない窓に板を打ち付けたり、家の周りにある植木鉢やお掃除道具などはできるだけ家の中にしまいました。

15号の時にお庭に飛んできていたたくさんの木の枝は、としおたちがかじって遊ぶので放置してありましたが、それもノコギリでギコギコカットして集積場に持っていきました。

どうせまた今回の台風でオモチャ(枝)はたくさん降ってくることでしょう(-_-;)


前回の停電に懲りて、発電機も購入したしガソリンも満タン!

あとは祈るのみです。


どうか皆さまもご安全に!決してご無理をなさらないようにお願いいたします。




さて・・・10月7日のブログのつづきです。



【しつけのベース(基本)(2)】


●”しつけ” ”主従関係” への抵抗


もしかすると日本人だけなのか、それとも世界共通なのかはわかりませんが、犬の飼い主さんの中には愛犬への”しつけ”に罪悪感やうしろめたさを感じてしまう人がいるようです。

同様に愛犬との間に”主従関係”を築く・・・ということについても抵抗を感じる人がとても多いようですね。

”しつけ” や ”主従関係” という言葉は おそらく、小さくてか弱い存在である犬を


「支配し」「征服し」「屈服させ」「忠誠を強いて」「オラオラ威張り散らす」


みたいなイメージを抱きやすい言葉だからなのかもしれません。

けれども正しい”しつけ”は、前回のブログでおはなしした通り、むしろワンちゃん自身の幸せのためにも必要不可欠なものです。

そして正しい”主従関係”は、飼い主さん自身が”頼れるいいリーダーになる”ということであって、決して威張ったり凄んだりすることではありません。



では、頼れる正しいリーダーかどうかは誰が決めるんでしょう?

飼い主さん自身が認定するんでしょーか?(笑)

まさかぁ~~!!違いますね。

もちろん頼れる正しいリーダーかどうかを決めるのはワンちゃんです。


ワンちゃんから


「この人は頼りになる」

「この人は尊敬できる」

「この人のすることには納得感がある」

「この人の言う事をきいていれば間違いない」


と感じてもらうことができれば、おのずとしつけがうまくいくということにぜひ気づいてください。

アナタだって、心の中で「あんのクソジジイ!(←失礼)」って思っているパワハラ上司に指示されたことには反抗したくなるでしょう?(実際に反抗するかは別として)

「友達だったら楽しそうだけど上司としてはチョット・・・」と感じてしまうような、まったく尊敬できないチャランポランでヘラヘラしている上司の指示は、つい軽んじて後回しにしちゃったりするでしょう?


逆に、尊敬する憧れの上司には認められたいという思いが働いて、「彼(彼女)が求めることは何だろう?」自ら考え、スポンジのように教えられたことを吸収し、指示には進んで従うでしょう?


では、愛犬から”頼れる正しいリーダー”だと認めてもらうために、飼い主さんは愛犬にどんな接し方や態度をすればいいでしょう?

・・・ってことを具体的に考えていきたいと思います。




●犬に対するときの基本的な態度


◇愛犬を信じている


何度しつけても思うように言うことをきかない愛犬に対して、愛犬側に問題があると考えているとうまくいきません。

しつけがうまくいかない原因は必ずリーダーさん(飼い主)にあると思ってください。

つまり、教え方が悪いから覚えてくれないってことですね。

愛犬に対して


「はぁ・・・この子はおバカちゃんだから・・・しつけたって無駄だ・・・」


と飼い主さんが諦めた時点で、もう何をどうやってもうまくはいきません。

犬は、わたしたちが思うよりもうんと人間の感情を敏感に感じ取っていて、飼い主さんが思っていることに対して”ご期待に沿う”行動をしちゃうんです!!

ですから、愛犬をしつける時は必ず


「この子にはきっとできるっ!!」


強く飼い主さん自身が信じ、信じ続けてください。



◇一貫性がある


言うことや方針がコロコロ変わる上司の下についたら・・・サイアクですよね~~(-_-;)

ある場面では飼い主さんに跳びつくと満面の笑みで大喜びしてくれたのに、別な場面では同じように跳びついただけなのに鬼の形相で叱られる・・・

こんなことを繰り返していたら、ワンちゃんはただただ混乱するだけですね。

そうして、そんなことが幾度も繰り返されていたら・・・

きっとワンちゃんはアナタのことを「リーダーの資質なし」と軽蔑してしまうようになるでしょう。

ワンちゃんとの接し方の大まかなルールはきちんと決めて、面倒でもその方針は貫いてあげた方がワンちゃんにわかりやすく親切です。

わかりやすいルールがあれば、それに従っていれば平和に過ごせるのですから、ワンちゃんは精神的に安定した状態でいられるんですね♪



◇柔軟性がある


上記の「一貫性がある」と少し矛盾しているようですが、ここで言っている「柔軟性」はワンちゃんとの約束事(ルール)に適用するものではありません。

むしろ、リーダーさん(飼い主)自身が臨機応変に柔軟な思考回路を持てるかどうかってことです。

たとえば・・・

ある”しつけ本”に書いてあったメソッドを試してみたら愛犬が「オスワリ」をすぐに覚えたので、『その本に書いてあることはウチの犬に全部ピッタリ当てはまる』と思い込んで、「オスワリ」以外のこと・・・トイレトレーニングやおさんぽ訓練もすべてその本のやり方を真似してみたけれど、どうもうまくいかない・・・

こんなことは実によくあることです。

1回や2回で諦めてしまうのはよくありませんが、ある程度の期間同じやり方を試してみて、それでもワンちゃんがまったく理解できていない様子ならば、キッパリとやり方を変えるべきだとわたしは思っています。

肝心なのは「ワンちゃんが正解を理解できているか?」「ワンちゃんにキチンとこちらの意思が伝わっているか?」ですから、飼い主さん自身が意地になってワンちゃんに伝わらないやり方に固執するのは時間の無駄ですよね(;^ω^)

単に飼い主さんの時間が無駄になるだけなら大した問題ではありませんが、意味の解らないことを繰り返し繰り返し自分に押し付けてくるリーダーさんに愛犬が愛想をつかしてしまうようになれば、それはもう関係悪化という最悪の事態を招いてしまいますね・・・



今、急に思い出したエピソードがあります。

わたしが小学生のころのことです。

週に1度、学校にN先生というイギリス紳士が英語の授業に来てくれていました。

日本語がしゃべれないのか、しゃべれるけれど決してしゃべらないと決めていらっしゃったのかはわかりませんが、片言の日本語しか話さない先生でした。

ちなみに・・・とても風変わりな先生で、いつも同じ格好(シルクハットに黒いスーツとステッキ←謎すぎ)で、立派な髭と鼻毛を生やした老紳士でした。


さて・・・そのN先生がある日、ひとりの生徒に「house」と言わせようとされていました。

短いセンテンスの空欄に入る言葉として「house」という正解を言わせたかった・・・とか、そんな感じだったと思います。

その子は空欄に「家」を表す英語が入るのだろうことは理解できていたのですが、そもそも「家=house」だと知らなかったのです。

まだ英語を習いたて(おそらく3年生くらい)でしたから仕方のないことなのですが・・・・


そこでN先生がとった行動は・・・アンビリーバボーでした!!

まず、N先生は


「絵ヲカ~~~ク!!」


とおっしゃって黒板に家の絵を描きました。

そして期待を込めた表情で生徒を振り返るですが、当然彼の口から「house」という単語は出てきません。

するとN先生はすぐさま黒板に書いた家の絵を消して・・・


「大キクカ~~~~ク!!」


とおっしゃいながらなんともう一度黒板に、さっきよりも大きな家の絵を描かれたのですっ!

ボーーゼンとする生徒の顔を見て明らかにイライラした様子のN先生は、乱暴にまた大き目の家の絵を消し・・・・


「サイダイニカ~~~~~~~ク!!」


とお叫びになりながら、チョークを折りつつ黒板からはみ出んばかりに大きな大きな家の絵を描いたんです!!

その時のわたしたちの気持ちは・・・


「そういうモンダイじゃねーーよ!!」


ってまあ、ドン引きです( ̄▽ ̄;)

もちろん、控え目なわたしたちは文句ひとつ言わずに固唾をのんでジっと耐えておりましたが・・・

きっと、N先生は「house」などという簡単な単語を知らないはずがないと思い込んでいらして、それを答えようともせずにボーーーっとした顔で先生を見つめるその生徒を


「ハンコウテキデーーース!!」


って思っってしまわれたのかもしれません。



ワンちゃんたちだって、同じしつけの方法を何度も何度もイライラしながらやり続けている飼い主さんに、もしかするとドン引きしちゃっているかもしれませんね(;^ω^)





すっかり例え話(思い出話)が長くなってしまいました。

つづきはまた次回にさせてくださ~~~い(^-^;






<今日のPetHotel11!>

朝イチでヨーキー3姉弟が
お泊りに来てくれたよ♪


ヨーキーの血が半分入ったチャコとは
とっても気が合うの♥


続いて、Bくん&Hちゃん
兄妹もお泊りに来てくれたよ♪


まずは定位置のお部屋をチェーーック!


さらに・・・ビションのPくんも
遊びにきてくれたよ♪
Pくん「今日は日帰りだよ~!」


ヨーキーズのFくん
みんなに囲まれて
ドキドキしちゃってま~す(笑)


ヨーキーズのSちゃんは
のんびりおっとりさん♪


しっかり者のAお姉ちゃんは
物事に動じないマイペースの
安定タイプ♪


Sちゃん&Fくん「A姉ちゃ~~~ん!
置いて行かないでよ~~」


としお「この前の台風でお空から降ってきた
おもちゃ(木)どうしてこんなに
短くしちゃったですか~~~~?」

また台風が来るからだよ!
心配しなくてもまたいっぱい降ってくるよ
( ̄▽ ̄;)


ボスが咥えている頂き物のボール
表情がイイっ!!(笑)


意外なことに・・・
Pくんと”としお”は超仲良しさんなの♥
興味や遊び方がぜんぜん違うのにね!


Bくん「Aちゃ~~~ん!」


Bくん「嗅がせて~~~♥」
Aちゃん「いや~~~~~ん!!」


Bくん「じゃあチャコちゃんでいいや
嗅がせて!」
チャコ「なにそれ~~~~?!
ぜったいにイヤッ!」


以前は他の子が近づくと「ウー・・・」
って唸っていたHちゃんだけど
むしろ他の子に積極的に迫って
怒られるくらいに・・・
ずいぶんキャラ変したねぇ~~(笑)


「平和」を絵にかいたような・・・
台風なんか来なければいいのに~~
(-_-;)


Pくん「そーだそーだ~!
台風なんかアッチへ行け~~~!」


Bくん「え?台風来るの?ホントに?!」


としお「またたくさん木の枝が
お庭に降ってきますように~~♪」

イヤーーーーーーーッ!!
そんなお願いしないで・・・💧


Hちゃん・・・・・
お鼻に草がいっぱいついてるよ(・m・ )


独特の恰好でウンチするBくん(笑)


女の子なのに脚を上げて
オシッコするHちゃん(笑)

「だって、B兄ちゃんが
こうやるんだって教えてくれたんだもん!」


Bくん「違うぞH!脚はこのくらい
高く上げなくちゃダメだっ!!」

Hちゃん・・・見習わないでね(^-^;


夕方のおさんぽまで
お部屋でお昼寝タイム♪
めずらしくチャコが一番下敷きに
なってるね(笑)


Bくん&Hちゃん「早くおさんぽ行こっ♪」

少しお昼寝したらね~~~(o^―^o)


Pくんは、そろそろおうちにお帰りだよ~!

Pくん「はーーーーい♪」


Sちゃん&Fくん「このクッション
とっても気に入ったよ~♪」

よかったねぇ~(o^―^o)


Sちゃん「あ!A姉ちゃん、どうぞどうぞ~♪」
Fくんは場所をゆずる気なし(笑)


としお「よければボクのお隣が
空いてますよ~~♪」

ぜんぜん空いてないようだけど・・・
(;´∀`)


みんなでおさんぽに行こうとしたら
いきなり雨が降ってきて・・・( ノД`)
Bくん&Hちゃんと”としお”だけ
雨の中おさんぽに・・・


既に台風の影響で
ずいぶん海はうねりが入っていたよ!

Hちゃん「気持ちイイ~~~♪」










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