10月4日のブログのつづきです。
【しつけのベース(基本)(1)】
●しつけの理論はいくつもある
世の中には『○○方式』とか『○○理論』といった犬のしつけに関する書籍や情報がいくつもありますね。
どの方法が正解ということはなくて、自分の愛犬に合った方法(愛犬が理解しやすい方法)を選べばいいと思います。
いろいろな物を手に取って学ぶことによって愛犬へのしつけのバリエーションが増えますから、それらの情報を見ることはいいことです。
けれども しつけに一番大切なのはノウハウの部分よりも飼い主さん自身の気持ちや姿勢だとわたしは思っています。
犬を変える前にまず自分から・・・ってことですね。
それができていないと、どんなにいいしつけ方法を実践したところでうまくいきません。
そして、この部分の違いがワンちゃんのしつけがちゃんとできる飼い主さんかどうかを大きく分けるポイントだとも思っています。
今日は、そんなお話をしていきたいと思います。
●飼い主さんの気持ちの問題
◇愛犬の命と行動に責任を負う
ワンちゃんを飼い始める時の動機で一番多いのは
『可愛いから』
なんじゃーないでしょーか?
それでいいんです。
みーんなそんなもんです。
でも、動機はどうあれ、実際に犬を家族の一員として迎えるならば、これだけは解っておかなくてはならないことがあります。
犬はぬいぐるみではありません。
命も感情もある生き物です。
わたしたち人間のひとりひとりがそうであるように、都合よくカワイイだけの存在でなどいられるはずがありません。
体調を崩すこともあるし、年月が経てば老いて介護が必要になったりもします。
吠えたり噛んだり跳びついたりといった問題行動で家族を困らせることもあるでしょう。
ワガママやガンコで「まったくも~~!」って思うことだってたくさんあるでしょう。
わたしたち犬の飼い主は、そうした愛犬の健康状態や行動のすべてに責任を負うってことです。
そもそも、しつけはそのために絶対に必要なことだということです。
◇愛犬にとって”都合のいい人”にならない
「私が?愛犬にとって都合のいい存在に?なってないない!!」
っておっしゃる飼い主さんが多いかと思いますが、残念ながら実はけっこうな数の飼い主さんがこうした状況に陥っているのが現状ではないかと思っています。
事実、私の両親は完璧に愛犬にとっての”都合のいい飼い主”でした(;^ω^)
私たち犬の飼い主は、基本的に犬が大好きですね?
犬が大好きな私たちは、いつだって愛犬が喜ぶ姿や、愛犬が自分を慕って甘える姿が見たいと思っています。
大好きなカワイイ我が子に、嫌われたってかまわないなんて思っている飼い主さんはそういません。
無理もないですよね。
だって、犬を飼っている人の一番の幸せは、愛犬が自分を慕ってくれることによって承認欲求を満たされることだと言っても過言ではないかもしれません。
アナタの周りに、犬ほどキラキラした目でアナタを見つめ続け、いつ何時でもアナタを求め続け、待ち続けて甘えてくれる人なんかいますか~~?
だから私たち飼い主は、ついつい愛犬が喜ぶことをしてあげたくなりますし、愛犬が求めるものを与えたくなるんですね。
さて・・・例えばおさんぽ中に、よそのワンちゃんにオヤツを配って歩くオジサンやオバサンに出会ったことはありませんか?
(どこの地域にもひとりはいるとウワサの・・・笑)
その人は、ウチの子のウンチを拾ってくれませんし、おさんぽに連れて行ってもくれませんし、ブラッシングもしてくれませんし、もちろん毎日のゴハンだってあげるワケではありません。
なのに・・・その人を遠くに見かけた時のウチの子ったら・・・!!
シッポをちぎれんばかりに振ってグイグイ引っ張ってその人の方へ行こうとし・・・
最愛の人に出会えたかのごとくピョンピョン跳びついて・・・
「なんなのっ?!なんなわーけ?!オヤツ一粒に
・・・負けた!!」
そんな感情を抱いたことがある飼い主さんも多いのではないでしょーか?
では・・・
飼い主さんが
「あんなオバハンに負けないっ!!」
と、愛犬が喜ぶオヤツを欲しいだけ与えていたらどうなるでしょう?
栄養バランスも健康のことも考えず、愛犬が喜ぶものをジャンジャン与え、愛犬がいやがることはさせず、愛犬がしたがることだけをさせるような、愛犬のご機嫌取りばかりしていたら・・・?
もちろん、アナタの愛犬はワガママ放題になり、アナタのことを家来のようにしか思わなくなってしまうでしょう。
その結果、思い通りにならないことがあるとワンワンけたたましく吠えてアナタに命令するようになるでしょうし、ひどい場合は咬みついてくるようになるかもしれません。
更に、栄養の偏りから病気になってしまったり、食べすぎから肥満になってしまったりして、結果的に長い目で見れば不幸になってしまうでしょう。
飼い主さんによって捨てられる数多くの犬たちが、飼い主さんが自己満足を満たすために猫っ可愛がりした結果、そのような困った状態になって
「もう面倒が見切れない」
と捨てられてしまうことを忘れてはなりません。
『動物愛護』とは、決して甘やかし放題にして動物の言いなりになることではなく、長い目で見てその子の幸せを考えながら正しい行動を選択するってことなのだと思います。
◇どこへ行っても可愛がられる犬に
同じように、飼い主さんがつい愛犬に求めてしまうのが・・・
「この子はわたしがいないとダメなの!!」
という状態であって欲しいってことなんです。
自分がこんなにも愛しているのだから、愛犬にとっても自分は『一番好きな人』でなければイヤだと思いますよね?
その結果、愛犬にとって自分以外に取って代われる人などいない状態・・・つまり、自分がいないと愛犬は生きていけない状態を求めてしまう飼い主さんがとっても多いんです。
そのために、他の人や犬に一切愛犬を関わらせないような閉鎖的な生活をして、愛犬が自分に完全に依存しているような関係を築いた結果・・・
「この子、私以外の人からはゴハンを食べないんです」
「この子、私が一緒じゃないと鳴いてばかりで眠れないんです」
「この子、私以外には一切懐かないんです」
そんな犬を作り上げてしまったら・・・
飼い主さんは幸せかもしれませんね。
だけど、本当にそのワンちゃんは幸せなんでしょうか?
もし、アナタが怪我や病気で長期間入院しなくてはならないような時・・・ワンちゃんはどうするのでしょう?
もし、アナタが不慮の事故で命を落としてしまったら・・・?
アナタがいなくなったショックで後を追うように愛犬も・・・っていう美談(実際にはぜんぜん美談じゃないけど)を期待していますか?
それは・・・愛情ではなく、単なる飼い主の独占欲やエゴだということを忘れないで下さい。
わたしたち飼い主に万一のことがあった場合、残されたワンちゃんがすぐに誰か優しい人に引き取ってもらえて、引き続き幸せな犬生を過ごせるような、そんな子に育ててあげてください。
そのためにも、しつけは絶対に必要なんです。
心配しなくたって、犬はおバカさんじゃーありません。
本当に自分のことを思って愛情を注ぎ、キチンとしつけをし、日々お世話をしてくれている飼い主さんのことを嫌いになったりすることなんか絶対にありません!
自信を持って、しっかりと愛犬をしつけてあげてください。
長くなってしまいました。
今日は、しつけのノウハウ以前の飼い主さんの”気持ち”の持ち方のおはなしをしました。
次回は、実際に愛犬をしつける際の飼い主さんの”態度”についておはなししたいと思います。
<今日のPetHotel11!>
朝の海岸さんぽ
冴えない曇天だけど
みんなゴキゲンだよ(^▽^)
Rちゃんもとしおも
おさんぽ訓練、とってもがんばりました!
PくんとLくんはとっても仲良しで、
今日もかけっこしたり
楽しそうなんだけど・・・
LくんはRちゃんとも仲良くなりたいんだって!
Lくん「ねえねえRちゃ~ん、
ボクと遊ばなーい?」
Rちゃん「遊ばな~~~~い!(キパッ)」
Pくん「ホラ、もう女の子なんかいいから
ボクとおいかけっこの続きしよ!」
Lくん「うん・・・でもどうして女の子は
ボクと仲良くなってくれないんだろう?」
Lちゃん「チャコちゃ~~ん、
ボクと仲良くしてくれる~?」
チャコ「うん、いいわよ!
ハイ♪どーぞ~~~!」
Lくん「ワーーーーイ♥」
Pくん「チャコちゃん・・・それはちょっと
ズルいよ」
としお「Rさ~ん、ボクとワンプロしましょう♪」
Rちゃん「いやよ~~!ワタシ、もう
レディーになったんだから
ワンプロなんかしないのよ!」
「女子会の方が楽しいもんね~~~♪」
ボス&ナツのシニアコンビは
今日もみんなが遊ぶのを
眺めながら日向ぼっこ(;^ω^)
チャコ、そろそろRUSHさん
(トリミングサロン)に行くよー!
「はぁーーーい♪」
Lくん「チャコちゃん、ボク、お昼寝して
待ってるから可愛くなって
帰ってきてね~~~♪」
Rちゃんもブラッシングで
綺麗になろっか!!
Rちゃん「う~ん・・・わかった!」
RUSHさんから可愛くしてもらって
帰ってきたチャコ♪
おつかれさま~~!
RUSHさんのご夫妻は、としおを
お山で拾ってくれた、
としおの実家の「パパ&ママ」
ワンちゃんたちと遊びに来てくれたよ!
としお「わーーい!会いに来てくれたですか?
とっても嬉しいです~♪(ペロペロ)」
Rくん、としおの激しい大歓迎を受けて
憮然としてます(笑)
Rくん「まったく・・・
としおはいつもいつも・・・」
Lくん「わあ!またカワイイ女の子が
来てくれた~♥」
Mちゃん「ジャマよ!どいてっ!!」
Lくん、女の子って強いねぇ~( ̄▽ ̄;)
お客さんにいっぱいワンワンしちゃったのは
誰だーい?!
ボス「たぶんボクじゃないけど・・・
あ、やっぱりボクかな?
とりあえず・・・
ごめんなさ~~~~い」
Cくん「どのクッションにしようかな~・・・」
早速くつろぐクッションを決めたCくん(笑)
お気に入りのクッションが
見つかってよかったねぇ~~(^▽^)
Pくん「Mちゃん、ボクがお部屋を
案内してあげるよ♪」
Mちゃん「別に案内してもらわなくても
よーーく知ってるわ~!」
Mちゃん「もしかして・・・
今日はまたワンワンさんにお泊りかしら?」
ちがうよ、今日はお泊りしないよ~
(⌒∇⌒)
Pくん「Mちゃん、ボクがお部屋を
案内してあげよっか~?」
Mちゃん「ううん、ダイジョウブ」
Pくん、がんばれーー!!(笑)
としお「あれ?!そういえば・・・
チャコさん帰ってきたのに
どうしていないですかー?!」
そのころチャコは、トリミングを
頑張ってくたびれたのか
爆睡中~~~~
としお「んも~~チャコさんっ!
ボクを置いて勝手にトリミング
行っちゃダメじゃないですか~!
寂しかったですよ~~」
チャコ「な・・・何を今頃・・・」
としお「今度はボクも一緒に
連れて行くですよ!約束するですー!」
Mちゃん「え・・・今度はとしおも
一緒に来るの~?
お昼寝のジャマされるから
いやだわ~~~~」
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