【じゃれ合いは”社会性”の宝庫】
●じゃれ合いの意義
「意義」なんて言っちゃうともうなんだかつまんない感じなんですけどね(;^ω^)
とにかくじゃれ合っている犬たちにとっては楽しくて仕方ない・・・ただそれだけです。
でも犬たちにとって、特にパピーの成長にとって”遊び”は大切なものなんです。
◇身体づくり
身体をよく動かして遊ぶことによって、骨や筋肉、内臓も鍛えられます。
身体の使い方(運動能力)も上手になります。
犬たちの遊びは健康な身体づくりに大いに役立っているんですね。
◇頭と心の育成
いわゆる”知育”とか”健全な精神の育成”ってヤツですね。
ご存知の通り、遊びは頭を使います。
どうやったらもっと楽しくできるか?
乗り気でない相手をどう乗せて遊び相手にするか?
など、必死で頭を使いますから知能の発達にものすごく有効なんです。
また、『健全な精神は健康な肉体に宿る』といいますね?
よく遊ぶことは心を鍛えることにもつながるんです。
◇ストレス発散
ストレスをためた犬たちが、しばしば問題行動を起こすことを飼い主さんたちはよくご存知でしょう?
遊びによって余計なエネルギーを発散した犬たちにもたらされるのは、心地よい疲れと満足感です。
よく、ドッグランなどで元気に他のワンちゃんと遊んでいるワンちゃんを見て
「あんなに元気がよかったら、おうちでもさぞ大変でしょうねぇ~~」
なんて言っている人を見かけますが、実は反対です。
犬同士で遊ぶのが上手なワンちゃんは、PetHotel11!でお預かりしていても必ずといっていいほど大変聞き分けがよく、おりこうさんです。
遊ぶ時と、ちゃんとしなくてはならない時の区別がキチンとできてメリハリのある行動ができる子が多いんですね。
きっと、鬱積したやり場のないストレスとは無縁だからなのでしょう。
◇社会性を学ぶ
遊びの意義で一番重要なのが”社会性が身につく”ということです。
犬たちはパピーのころに遊びを通じて社会性を学び、その後成長して若年期になると、遊びを通して更に社会性に磨きをかけ・・・そしてすっかりアダルトになると、今度はパピーの遊び相手をしてやることで、社会性を受け継いでいきます。
遊びには、社会性を学ぶための数多くのことが含まれていて、まさに
「社会性の宝石箱や~~~~♪」
ってことなんです。
ココ、大事なところなので、もうちょっと掘り下げさせてください。
●遊びから学ぶ社会性
犬は人間と同様に群で生活する生き物です。
仲間が信頼し合い、協力し合い、共感し合って暮らすことで群の平安は保たれます。
そのために”社会性”はヒジョーに大切なものです。
”社会性”って言うとピンとこない人は”空気を読む力”と考えていただいていいと思います。
犬同士の遊びには、この”空気を読む力”を育む要素が満載なんです。
たとえば・・・
◇ルールを守る理性的な闘い
夢中でワンプロをしている2頭の犬を人間が見るとハラハラする人は多いでしょう。
お互いに相手の急所=主に首元に歯を当てているからです。
けれども、ワンプロを見ていていつも感心せずにはいられないのは、明確なルールを守って・・・つまり節度を持って遊んでいるっていう点です。
そこには、レフェリーもいなければ国際ルールもありませんが、犬たちはちゃんと暗黙の了解で、
『これは遊びだよね?』
という一線を越えないようにしているんです。
そのルールは、ちょうど人間のスポーツ空手と同じようなものです。
スポーツ空手では”寸止めルール”というのがありますね?
相手を傷つけないように寸止めするものの、
『コレがもしホンキだったらコッチが相手に大ダメージを与えているよね?』
という状況でポイントが入るルールです。
ワンプロでは、首元など相手の急所に甘噛みすることで勝敗が決まり、その時点で一旦ノーサイドとなります。
勝った方は「ヤッタァーー♪」と得意になり、負けた方は「クソーーう!今度は負けないぞ!!もう1回!!」となります。
見ていて、いつも「すごいなぁ~~~」と感心してしまうのは、激しくワンプロしていても、どちらも絶対に傷つかないってところなんです!
◇つい熱が入り過ぎて・・・
とはいっても、夢中でワンプロしているうちに、つい熱が入り過ぎて特に負けている方が
『ムキーーーーーッ!!』
ってホンキになりかけてしまうことだってあります。
人間の子供が、楽しそうにトランプやオセロをしていたのに、負けそうになると急にンギャーーーッ!!って泣き出してホンキと遊びの区別がつかなくなっちゃう、あの状況とよく似ていますね。
けれども、そんな時にもう一方が何をするかというと・・・簡単に言ってしまうとヘラヘラおちゃらけて空気を変えるんです。
具体的には、お腹を見せて下手(したて)に出ておどけて見せたり、相手の顔を下からペロペロと舐めて見せたり、シッポを大きく振って「楽しい遊びだよね♪」とアピールしてみたり、相手にわざと勝たせたりしてみたり・・・と、実に高度なテクニックを使って空気を和ませています。
◇痛いっ!!
時に、ワンプロでつい力が入り過ぎたり、相手が思っていたのと違う動きをしたことで、想定よりも強く歯が当たってしまった時などは、やられた方が
「ちょっと!!痛いよっ!!」
と甲高い声をあげたりします。
そんな時は、お互いに一旦ワンプロを中止して、やった側がやられた側に
「ごめんごめん!ホントごめ~~ん!!」
ってやります。
それから少しの間、お互いにお水を飲んだり休憩したりしてクールダウンします。
そうすることで、遊びとホンキの一線を決して超えないように上手に遊ぶんです。
こんな風にして、じゃれ合いという遊びを通じて犬たちは
・節度ある遊び方のルールとはどういうことか?
・どのくらいやったら本当に痛いか?
・やりすぎると嫌われてしまうこと。
・嫌われると遊び相手がいなくなって寂しいこと。
・楽しい遊びをできるだけ長くやるために、どんな態度を取ればいいのか?
などという、ものすごく高度な社会性を身に着けていくのです。
もちろん、相手の体格や年齢、性格によって、『ちょうどいい塩梅(あんばい)』は変わってきますね?
それも場数を踏むことでどんどん学んでいきます。
ワンプロをしているワンちゃんたちを見て
「まあ!ずいぶん乱暴な遊びをする子たちね!怖いわ~~」
と思っていらっしゃる方がいたら、それは大きな間違いだとぜひ知っておいてください。
ワンプロできるワンちゃんというのは、それだけ社会性が高く、複雑な空気を読む力があり、基本的には相手をホンキで傷つけることが少ない子であることが多いってことなんです。
じゃれ合いとホンキのケンカの見分け方については、長くなるのでまた次回に送りまーーーす!
<今日のPetHotel11!>
朝のおさんぽ
「行ってきまーーーす!!」
あらら・・・Lくん、どうしたの?
Lくん「いや~~~ん、何かついてくる~~!」
海岸から飛んできたヤシの木の皮だね
(;^ω^)
トイプーCくんとダックス姉妹にとって
お帰り前の最後のおさんぽ♪
みんなとってもおりこうさんでした
(^▽^)
”としお”はまたつまんない物
拾ったんだね(-_-;)
としお「つまんない物じゃないですよ。
とっても面白そうな物ですよ♪」
そーかいそーかい
Lくん「ヘンなとこ写さないでよ~」
ごめんごめん、Lくんがおさんぽでウンチする
ことはあまりなかったからつい・・・
(;'∀')
ダックス姉妹、お帰り前に
お庭でもうひと遊び♪
おうちでは威張っているらしい妹のAちゃん
最後まで借りてきた猫みたいだったね(笑)
Lくんはお姉ちゃんのcちゃんに
心を奪われちゃったみたいだよ♥
Lくん「もう帰っちゃうの?
また会いたいなぁ~~」
会えるといいねぇ~(^▽^)
Lくんはチャコのことも大好き♪
チャコ「ウヒャヒャヒャ~~~~!!
やめて~~ くすぐったーーーい!」
ビーグルのGくんがトライアルに来てくれたよ!
「はじめまして、ヨロシクね~♪」
よかった、仲良く慣れそうだね(⌒∇⌒)
Gくん「・・・・ねぇ~~?
いつまでボクのお耳をペロペロしてるの~~?」
としお「Gさん、一緒に遊びましょ~~♪」
Gくん「わあー!今度は顔をペロペロする
ヤツが寄ってきた~~」
がんばれGくん(;^ω^)
日が陰ってから午後のおさんぽに
出発~~♪
少し涼しくなっているけど、
やっぱり暑いねぇ~~
無理せず休憩しながら行こうー!
砂浜で珍しいものを見つけた”としお”
蜂の子が入った蜂の巣だよ!!
海岸さんぽの常連ワンちゃんたちと、
上手ご挨拶できたGくん
社交性バッチリだね!
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